みなさまご無沙汰しております。タカギです。
以前より各方面から「携帯の新料金プランがイマイチ分からないから教えて!まとめて!」というお声をいただくようになり、わたくし自身も勉強のために携帯各社の新料金プランまとめてみました。
携帯各社プランは元々携帯電話に詳しい人やYOUTUBEでも多く紹介されております。中には「知ってるわ!」と思う内容もあるかと思いますが、初心者向けの資料のためご容赦下さい。
ざっくりした内容だったり、ある程度ご存じの方はこちらからどうぞ。
- この記事でわかること(詳細は目次へ)
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- 初心者向きの内容です
- 携帯新料金プランが安くなる背景の流れが分かります
- この記事の内容を話す事で「こいつ携帯に詳しい」と思われるかもしれません
- 新料金プランで何が変わるかが分かります
- 新料金プランによる端末についてざっくり分かります
- 新料金プランへ切り替えたときのデメリットが分かります
- オススメのキャリアをまとめてます
※ご注意・免責事項
このコラムでは2021年1月13日に書かれた記事で同年3月1日に更新した記事です。各社のサービスは予告なく変更することもありますので各社のサービスをご確認ください。この記事による直接的、間接的に何らかの損失があってもアットインフォでは一切補償致しません。
携帯キャリアの新料金プランについての背景
※この部分は飛ばしてもらっても差し支えない場所です。皆さんが知りたい記事はこちら
この話は2015年までにさかのぼります。当時の安倍政権では経済財政諮問会議で総務大臣だった高市早苗氏に携帯電話の料金引き下げを検討するよう指示を出したのが始まりでした。
本体価格の過度なキャッシュバックの規制や中途解約金の上限の設定などメスが入るようになりましたがランニングコストの軸となる料金プランは中々下がらないのが現状でした。
そんな中MVNOであった楽天が2020年に大手3大キャリアに宣戦布告をします。
2020年 楽天が新キャリアとしてデビュー。大手3社に殴り込み。
2020年3月楽天モバイルが「Rakuten UN-LIMIT」を発表。
利用エリアの課題点を残しつつも、月額2,980円(税込3,278円)でかけ放題・データ使い放題のプランを発表。
さらに1年間無料という大盤振る舞いで業界を震撼させました。
※ご注意・免責事項
楽天モバイルの1年無料キャンペーンは2021年4月7日で終了しておりおます。
ただ楽天モバイルはアンテナが少ないためエリア外はauのエリアを使う形となり5GBまでしか使えないという課題点もあります。
※2021年2月現在ではエリアが拡大してます
あの後出しドコモが衝撃プランを発表。
それから約半年後、9月には菅義偉政権発足から改革のひとつとしてケータイ料金の値下げを提言。ソフトバンクは「ワイモバイル」、KDDIは「UQモバイル」の各セカンドブランドで値下げプランを発表しました。
そんな中、同年12月にNTTドコモが重大な発表をします。
年層向けとも言えるオンライン向け新料金プラン「ahamo(アハモ)」を発表します。
20GB/(5分定額通話付き)/5G対応で月額2,980円(税込 3,278円)と衝撃プランです。
利用にはいろいろな条件はあるものの、いつもは様子見をするドコモが新サービスを出すということはユーザーを一気に囲い込みたいという本気度が伺えます。
KDDIが追随するように新プラン発表をするが大炎上…ソフトバンクは?
「ahamo(アハモ)」を発表後、KDDIも「データMAX 5G with Amazonプライム」という料金プランを発表しましたが事実上の値上げともとれるサービスであり、これが顧客ニーズにあっていないせいということで大炎上、行政もお冠。
その間ソフトバンクが「SoftBank on LINE(仮称)」という形で「ahamo(アハモ)」に追随するカタチで新サービスを発表。
サービス内容も20GB/(5分定額通話付き)/5G対応で月額2,980円(税込 3,278円)と横並びします。
KDDIが新サービスを発表。内容はオリジナリティあるプラン。
2020年末に炎上したKDDIですが、2021年1月13日にオンライン向けの新プラン「povo(ポヴォ)」を発表します。
サービス内容は20GB/(通話定額は+500円・税込550円)/5G対応で月額2,480円(税込 2,728円)という形で電話をあまりかけない人にとってメリットのあるプランを発表しました。
しかし、昨年の「データMAX 5G with Amazonプライム」事件もあってか行政からの評判はイマイチです。
アドバンテージがある状況から一番不利な状況に転じた楽天の対抗プラン。
一番アドバンテージにあった楽天モバイルですが、携帯各社が似たような料金プランを出すことで認知度の低さ、インフラ不足の要因で一番不利な状況になります。
その不利な状況から楽天モバイルは下記のプランを発表します。(詳しくは関連記事参照ください)
[blogcard url=”https://www.at-info.net/column/rakuten_movile_newplan_1240/”]
2月中旬に急展開!ソフトバンクがサービス内容を変更。
2020年12月に「SoftBank on LINE」というカタチで発表していたソフトバンクが2021年2月「LINEMO」というカタチで発表されました。
サービス内容は20GB/(通話定額は+500円・税込550円)/5G対応で月額2,480円(税込 3,278円)という形でKDDIと変わりませんがLINEノーカウントと更なるインパクトのあるプランをだしてきました。
[blogcard url=”https://www.at-info.net/column/linemo_matome_1387/”]
3月になりドコモ(ahamo)が価格をいきなり価格改定
各社金額やサービスが出揃うところでユーザーの取り込み合戦が落ち着きそうなところに、3月1日ahamoが2,980円から2,700円に価格改定しました。つまり税込2,970円。
これは4月以降の消費税税込表記も踏まえた狙いでしょうか?一応皆さんの声もまとめてます。
[blogcard url=”https://www.at-info.net/column/ahamo_1775/”]
新料金プランで何が変わる?
各社の料金プランが出そろったところで、プランなどについて書いていきます。
各社の条件はありますが共通していることはこんな感じです。
- 主要携帯キャリア共通事項
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- オンラインによる申し込み
- 端末や割引がない
- 契約の縛りナシ
- 新規事務手数料がかからない
- キャリアメールなし※楽天は2021年夏頃提供すると発表
- データ超過時の速度は最大1MBps
ちなみに表にするとざっとこんな感じです。ほとんど変わりません。
NTTドコモ | KDDI | ソフトバンク | 楽天モバイル | |
サービス名 | ahamo | povo | LINEMO | Rakuten UN-LIMIT V |
いつから? | 2021年3月~ | 2021年3月予定 | 2021年3月予定 | 受付中 |
申し込み | オンライン | オンライン | オンライン | オンライン+店舗 |
月額 | 2,980円 | 2,480円 | 2,980円 | 2,980円 (※1年間無料) |
データ容量 | 20GB | 20GB | 20GB | 無制限※ エリア外はau回線利用 |
通話 | 5分まで無料 | 20円/30秒※ | 5分まで無料 | 無制限 |
24時間 通話し放題 | +1,000円 | +1,500円 | +1,000円 | なし |
通信 | 4G+5G | 4G+5G | 4G+5G | 4G+5G |
この表だけで見る限りでは楽天モバイルにアドバンテージがあるようにも見えますが、エリア外はパートナー回線(au回線)を利用で5GBまでという点などからデメリットもあります。
楽天については通信エリアを確認する必要がありますが東京23区にお住まいの方で旅行に行かない方にはメリットが感じれるかと思います。
「ahamo」「povo」「LINEMO」まだ詳細は追って発表になるかと思いますがサイトの使いやすさが決め手になるんじゃないかと個人的には思ってます。安くても使いにくかったら意味が無いですからね。
各社サービス開始時期
ちなみに各社サービス開始時期ですが3月となっておりますが、各社サービス開始時期が明らかになりました。楽天の「Rakuten UN-LIMIT V」は既にサービス提供をしておりますので割愛します。(表示順はサービス開始の早い順にしております。)
※povoは3月23日サービス開始とリリースされました。
サービス開始時期 | エントリー特典 | |
---|---|---|
LINEMO | 3月17日開始 | 3月16日までに先行エントリー(契約・手続き)でPayPayサービスポイント3,000円相当付与。 |
povo | 3月23日 | サービス開始前日までに先行エントリー(契約・手続き)、でauPAY残高3000円相当付与。 |
ahamo | 3月26日 | サービス開始前日までに先行エントリー(契約・手続き)、でdポイント3000pt相当付与。 |
端末はどうすればいいの?
端末について
気になる端末ですが、分かる範囲内で下記の方法が挙げられるかと思います。
- 今使っている端末のsimを差し替える
- 今後のことを考慮して5Gにも対応したスマホを購入する
「ahamo」「povo」「LINEMO」は既存端末に対応するのかも動向を見守る必要があります。今後の発表で対応端末のチェックをする必要がありますね。
ちなみに新たに購入する場合は出費がでかいので要注意です。
端末代を割賦購入したい人は?
「ahamo」「povo」「LINEMO」は端末の販売についてはまだ発表されていませんが、端末の割賦販売についてはまだ報道されていないので未定です。もし端末の割賦販売がない場合は一括購入という形ですので大きな出費となりますね。
※「ahamo」は3月の価格変更に伴いましてiPhone、xperia、Galaxyの3機種をラインナップとして掲載されました。一括、36回払いのいづれかでできるそうです。
[blogcard url=”https://www.at-info.net/column/ahamo_1775/”]
ちなみに楽天モバイルは端末購入ができる
ちなみに楽天モバイルはオンラインサイトで端末購入ができます。
Apple Storeであれば分割購入ができる。
例えばiPhoneであればApple Storeで購入することもできます。端末を割賦購入してた方はApple Storeでも分割のローンがあり、24回までは手数料は掛かりません。(2021年1月13日現在)
キャリアと同様に割賦に似た形式で購入が可能ですが、オリコとの契約の為、審査があります。
新料金プランへ切り替えたときのデメリット
新プランでは料金についてはとてもメリットのある内容にも見えますが、乗り換ることによってのデメリット・懸念点をまとめてみました。
オンラインで完結するので結構ドライ
この新料金プランは料金に目が行きがちですが、窓口の人件費を抑制しているので購入だけでなく購入後の故障や手続きなどは全てオンラインによる手続き。
つまり、わからなくなったら「電話で聞いてみよう!」というのができません。
例えば店舗や電話で聞く習慣のある方はもしかしたらこのプランは向いてないかも知れません。「手厚いサービスを受けたいならお金払ってね」という感じでしょうか。
もしかしたら近い将来、こういった新料金プランに関するキャリア非公式のコンサルティングやヘルプでお金を取る形が出てきそうですね。個人的には歓迎のプランですが。
家族割、ひかり回線などの組み合わせ割不可。子どものいる家庭は不利かも。
どの料金プランも共通していることは家族割やひかり回線の割引がないこと。
なお、楽天モバイルは「楽天ひかり」との同時申し込みで基本料1年間無料というサービスがあるそうです。
特にキッズ携帯がある小学生などがいるご家庭は割引が利かないため、組み合わせによってはかえって高く付く可能性があります。現在の料金と比較してみる必要がありますね。
ドコモ(ahamo)の「ファミリー割引」はカウントされるそうですが、既存プランが1回線必要そうですね。KDDI(povo)は今の所内容ですが、家族割のカウント対象とすることに前向きな姿勢を示してるようです。
一応auでpovoに切り替えた場合を試算をしてみました。良かったら御覧ください。
[blogcard url=”https://www.at-info.net/column/au_ryoukin_simulation_1651/”]
キャリアメールがないので注意
「docomo.ne.jp」「ezweb.ne.jp」「softbank.ne.jp」など各キャリアから供給されていたメールの付与がないのも共通点の一つです。キャリアメールがどうしても必要な方は乗り換えはオススメできません。※楽天は2021年夏頃提供すると発表されました。
ただメールがなくてもAndroidであればGmail、iPhoneでしたらiCloudでメールアドレスが取得できるのでそれを運用するのでもOKだと思います。
個人的な話ですが、gmailやYahooなどはあまり好みではないので独自ドメイン(オリジナルのメールアドレス)を使ってます。機会があればオリジナルのメールアドレスの作り方もご紹介しますね。
対応端末が非対応の可能性がないか確認
現時点ではまだメーカーから対応端末についての情報は更新されていませんが、古い端末などは対応していない可能性があります。随時メーカーからの更新をチェックしておく必要がありますね。
んで、どのキャリアが良いの?
「結論、どのキャリアのサービスがいいの?」というお話ですが、今日現在の時点で「コレが一番エエで!」というのがありません。
正確には今使っている携帯プランと生活スタイル・リテラシーで大きく左右されるからです。これから各メディアから情報が更新されるかと思いますので随時チェックが必要かと思います。
ただ、新料金プランへの移行という条件下でまとめてみました。参考までに下記の情報を参考にしてみてはいかがでしょうか?
料金の差はほぼナシ。生活スタイルに合ったプランを選ぶのが吉。
料金プランを見て頂いたとおり、今の所どのプランを選んでも悪くなることは無いのかな?というのが率直な感想です。楽天の評判も両極端ですが、現在の利用状況に合わせて新プランを検討するというがオススメです。
まだ時間はあるので3月のサービス開始以降での様子をみるので良いかと思います。
まとめ
今回は各携帯キャリアの料金プランの比較について書いてみました。
- この記事のまとめ
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- 新料金プランはオンラインによる受付のため、電話でスグ聞く方には向かない。
- 「ahamo」「povo」「LINEMO」はほぼ同じ金額。今後の発表の動向を見る。
- サブ運用、エリア内であれば楽天モバイルで運用もあり。
- 電話をそれほどしないのであればMVNOの日本通信という手もあり。
- 対応端末・非対応端末は今後の各社のサービスで確認する必要あり。
あとがき
2021年初のコラムですw
最近コラムお休みしていたので練習がてらで丁度いいネタがあったので書いてみました。私はauをメインに使っておりますが3月までは様子をみてみたいと思っております。今年はやりたいことが沢山あります。このコラムでも少しずつお披露目ができればと思っております。
ちなみにお気づきの方もいるかと思いますが、プラグインで「目次機能」と「SNSボタン」をつけてみました。目次機能は個人的に好きな機能のため付けてみました。
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なおこの記事は随時更新しております。