こんにちは。タカギです。
今回は久々に技術というかホームページのお話。インターネット黎明期、アクセス過多でサイトが落ちるなんて事が頻繁にありました。
特にお客様との共同作業(管理は私、運用はお客様)といった場合、予測しないトラブルに見舞われます。かつてに共同作業したお客様からは…
「絶対にミスをなくサイトして。24時間365日不眠不休でね。」
と言われたこともありました。もちろん、ミスなくサイトを運営を維持するのが理想ですが、不可抗力もしくは、色々な条件が偶発的に重なりサイトがコケてしまう事はあります。
今回はサイトをこれからお持ちになりたい方向けにサイト運営の心構えを経験則に基づいてご紹介できればと思います。
これはサイト運営に限らずパソコンなどのトラブルにも応用できますのでよかったら参考にしてみて下さい。
※ご注意・免責事項
このコラムではあくまでもタカギ本人の経験を元に書いた内容、一般的な対処方法を掲載しており、決して内容の保証をお約束するものではありません。実施については自己責任で行っていただくようお願いします。なお「この記事を読んだ通りにやったけど全然うまくいかない」などで直接的、間接的に何らかの損失があってもアットインフォでは一切補償致しません。
「なにもしてない」のに「勝手に壊れた」というのは考えにくい。
「なにもしてないのにパソコンが壊れた!なんとかして!」
こんな経験ございませんか?サイト運営には直接関係ありませんが、パソコンあるあるの一つです。非常に残念なお知らせですが、なにもしていない状態でパソコンは壊れることはありません。
変化が起こる前に、利用していた方が何らかのアクションがしている可能性が高いからです。
これはサイト運営やウィルス感染でも同じ事が言えます。サイトがコケた(ダウン)した時は、その原因を探ってみましょう。(ウィルス感染については後日下記ます。)
もちろん、急なセキュリティパッチやプログラムのバージョンアップ、仕様変更で今まで使えていた機能が使えなくなるということはあります。
「コケた」事象を常日頃からメモし、有事の際には専門家に5W1H形式で伝えよう。
「サイトがおかしくなった!今スグなんとかして!」
実は、非常に困ったご依頼方法の一つです。
「いつごろから」「どこが」「どのように」変化が起きたのか特定ができないと対処方法もなかなか見つけられません。
どれだけ腕の良い専門家であっても解析・調査からしないといけなくなるため、お客様にとっても時間的にも金銭的にもコストは増大します。
コストを抑えるコツは常日頃から記録を取っておくこと。
有事の際はどうしてもコストは掛かるものです。しかしコストを抑制することは可能です。
常日頃から、ご自身が行った内容を記録を取っておきましょう。もちろんメモ書きでも結構です。
アクシデントに見舞われた際には専門家にその事象を正確に具体的に内容を伝えることで、より効果的な対処方法を教えてくれたり、最短で直してくれます。
オススメなのは5W1H形式。伝える意識は付けておいた方が良いと思います。
おかしくなった箇所を写メや動画で撮っておくと良い。
これは私個人的にもオススメな方法です。
「このアレをこうして、あーやって!」
これもあるあるネタの一つですが、「ちょっと何言ってるかわからない」状態に陥り、お互いにストレスにもなります。
私がお客様に必ずお願いしている事が、アクシデントの箇所や指摘箇所を写メか動画を撮影して送ることでお互いのイライラも解消され作業時間も削減されます。
ちなみに写メの誤爆にはご注意を。
「絶対ない」「100%ない」という考え方を捨てる
「絶対」「100%」「完璧」というのは個人的に難しいと考えております。
例えば「ALS●K」や「セ●ム」などのセキュリティを導入していたとしても泥棒に入られる事はありますし、「ウイルス」に強い薬を投与しても完治するとは限りません。これらは予期しない事態もしくは想定されない内容があるからです。
サイト運営においても同様で予測できないリスクはつきものです。
お恥ずかしいことに、私も「絶対にありえない!」とか考える事がありますがそれが原因でトラブルの復旧を遅らせるなんて経験がありました。
話はずれましたが、「完璧」とか「絶対」という思考は捨てるのをおすすめします。
どちらかと言えば「あらゆるリスクを想定し完璧に対応する」のではなく「サイトがコケる前の対処法の構築」と「サイトがコケた際の復旧をいかに早く行うか?」がポイントとなってきます。
事前のある程度の準備とアクシデントからの復旧の早さを見直してみてはいかがでしょうか?
まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は「サイト運営のトラブルに備える3つの心構え」という事でご紹介しましたが、対策方法というよりかは「意識を変える」が近いかと思います。
ちょっとした意識を変えるだけで「不測の事態」に備えられますし、専門家への相談の時間も短縮され、その分費用も抑制もできます。
この「意識を変える」というのはなかなかデキないものです。少しずつでいいので今までの常識から違う視点で習慣化することで新たな発見もするかも知れませんね。
- 「なにもしてない」で「急に壊れる事」はほとんどない。
- 常日頃から作業メモをし、有事には5W1H形式で専門家に報告と相談する。
- 「絶対」「100%」「完璧」という思考を捨てる。
あとがき
2017年頃から政府は新たな「働き方改革」をゴリ押しするかのように推進してきましたが我々のような下々の中小企業はなかなか浸透しない形でした。
しかしながら皮肉にも新型コロナウイルスの影響と助成金の拡充などから「テレワーク」という働き方が急加速。ICTを活用した働き方以外にも学校教育やサービスの拡充がどんどん増えてきております。
私も一応は昭和生まれ。アナログで育ち、デジタル黎明期を掛けてきた口です。
デジタル黎明期も大きな変革はありましたが、社会経験が乏しいのが良かったのか?頭が柔軟だったのか?変化にはそれほど苦労はしなかったかと記憶しております。
今回は新型コロナウイルスの影響をきっかけに、今後大きな変化に直面をするんだなと間接的に実感しております。今後の大きな変化についていく為には、これまでの習慣や常識を変える事もでてくるかと思いますし、大げさな話をすれば何かの局面で大きな選択を迫られる事も出てくるかも知れませんね。
ではまた来週ブログでお会いしましょう。